『『恋する惑星』2008』
『恋する惑星』でのウォン・カーウァイのリズムが、2008年型に進化した感じの傑作。
あの独特のスローモーションの演出が、今までのどのウォン・カーウァイの映画よりも
カッコ良くて、それでいて哀しい。
「ジュード・ロウと、ノラ・ジョーンズの単なる恋愛映画」ではありませんので、男性
にも断然おススメできます。
夫婦、嫉妬、束縛、父親の愛、一目惚れ・・・そういった感情が、ウォン・カーウァイ
のあの独自のハードボイルド感でものすごくうまく演出されています。
香港で撮影された氏の映画に、アメリカの乾いた空気が注入されて、奇跡的なバランス感を生み出しました。
高画質で、何度でも観返すことができる作品です。