『今回の彼女も、タイトルの通り強いです。』
ストーリーは、武術の後継者にして怪力で頑丈な女子大生のソフィが
大学生活と、先輩との恋(片思い)と、武術の存亡の危機とにあばれ
まわる、というもの。
監督はクァク=ジョエン監督。作品はご存知の通り「彼女」シリーズ。
「猟奇的な彼女 [DVD]」
「僕の彼女を紹介します [DVD]」
「僕の彼女はサイボーグ [DVD]」
なお、「彼女」シリーズのヒロインを選ぶポイントは、監督いわく、
「幼少時代を振り返り映画を作っている。強いことと、かわいいこと」
とのこと。監督、だいぶ時代を先取りしてたんですね。
今回の彼女も、もう、タイトルの通り、強いです。肉体的や暴力的な
観点では、おそらく人間としては最強でしょう。
残念なのは、ストーリーがとても脈絡が無な部分と予定調和な部分が
混じっていて、よく分からないこと。シーンだけ切り取ってみれば
十分に楽しめるのですが、それらを繋ぐものがなかなかないのが残念。
逆に、これを女子大生ソフィ(シン=ミナ)の思春期特有のうつろいと
とらえれば、楽しめるかも。